ギックリ腰のもう1つの原因、仙腸関節について説明します。
仙腸関節ってどこ?
背骨を支える土台である骨盤は、背骨の一番下についている「仙骨」と、その周りを囲む
「寛骨」の大きく2つに分けられます。
そしてこの二つの骨の継ぎ目の部分にあたるのが「仙腸関節」です。
お尻の骨のちょっと上の方にある関節です。
右と左に1つずつあります。
仙腸関節の役割ってなに?
仙腸関節はほんの少しだけしか動かない関節なんです。
だけど少しだけ動くことで、体重を支えるクッションの役割になったり、からだの動きに
遊びを作ってスムーズに動かすといった役割を持っています。
この仙腸関節の不具合こそが、腰痛の根本的な原因の一つであり、その矯正が腰痛治療の
ポイントではないかとする考え方があります。
仙腸関節が動かなくなるとどうなるの?
- 体重が支えられなくなってしまって、筋肉や関節にダメージ。
- からだの動きがスムーズじゃないから、動けば動くほどからだに負担がかかる。
仙腸関節は腰の骨よりもはるかに体重を支えています。
なのでここがダメになると一気にからだはバランスを崩してしまいます。
ものすごく大事な場所なんです。
ギックリ腰になってる人の多くは、この仙腸関節の動きが悪くなってる。なので、ここの
動きを良くすると痛みがかなり楽になります。
次回は自宅で出来る仙腸関節を矯正できる体操を紹介していきます。