肥厚爪の原因・治し方とは
肥厚爪とは
肥厚爪(ひこうづめ、ひこうつめ、ひこうそう)とは、手や足の爪が分厚くなる状態のことです。肥厚爪の状態を放置していると、爪が剥がれやすくなったり、割れやすくなったりします。重症化すると靴を履くたびに爪が痛み、歩行や外出を控えるようになるケースも多いです。
「肥厚爪」は爪の変形や異常を指すことがあります。
爪の異常として考えられるいくつかの状態それらの原因、一般的な治療方法を説明します。
爪白斑(白感染症)
原因:これは爪の表面に白い斑点や線が現れた状態で、爪の損傷や外傷、真菌感染、栄養不良などが原因とされています。
治療:基本的にはその原因を考慮することが重要です。真菌感染が原因の場合、抗真菌薬が処方されることがあります。
爪陥入(巻き爪)
原因:爪の側の側が皮膚に食い込む状態で、遺伝的な問題、必然的な靴の選択、爪の切り方の誤りなどが起こることがあります。
治療:軽度の場合は正しい爪の切り方や正しい靴の選択、巻き爪の装具の使用が助けになることがあります。 重度の場合は手術が必要な場合があります。
爪真菌感染症
原因:真菌が爪に感染し、爪の変色、肥厚、剥離などが現れている状態です。
治療:抗真菌薬の外用薬内服薬が処方されることがあります。治療には時間がかかります。
爪水虫症
原因:これは爪の真菌感染症の一種で、爪が黄色っぽく変色し、肥えて厚く剥がれることがあります。
治療:医師の指導に従い、抗真菌薬の使用や爪のケアが行われます。
爪外傷
原因:重いものや爪の挟まれた事故などによって、爪が損傷し肥厚することがあります
治療:軽傷の場合は保護や消毒が行われ、重傷の場合は医師による処置が必要です。
肥厚爪の原因として考えられるもの
ここからは、肥厚爪の主な原因についてご紹介します。
足に合わない靴を履いている
肥厚爪になる原因として、足に合わない靴を履いていることが考えられます。つま先が狭い靴やハイヒールなどを履いていると、爪に大きな負担がかかって正常に伸びず、爪が分厚くなってしまうのです。
肥厚爪を防止するために
このようなところにも気をつけて靴を選びましょう。
- つま先に余裕がある
- 足指の上部分に余裕がある
- 足の甲(足首)がしっかり固定できる
靴の選び方だけでなく、履き方にも意識してみてください。靴を履くときにはかかと部分をとんとんと叩いて、靴と足首の方をフィットさせた状態で靴紐で固定してください。こうすることで、歩いているときに足が靴のなかで前後に動き、爪に負担がかかるのをしっかり防いでくれます。
足のアーチを支えてバランスよく重心をかけるためには、インソールを活用するのもおすすめです。
爪の切り方問題(深爪)
深爪になってしまうことが多い場合、むき出しになった爪の下の皮膚が盛り上がってしまい、爪の成長が阻害されることで爪がどんどん分厚くなり、それが肥厚爪という爪になりやすいです。 深爪による肥厚爪を予防するためには、【爪を適切な形に整えること】が大切です。四角形に丸みをつけたようなカットにすることで、外部からの衝撃による爪への負担を抑えられます。
その方法とは
- 爪切りを使用してまっすぐに切る
- 両先端の角に少しだけ丸みをつける
なお爪の長さは、指の高さと同じくらいにそろえるのがおすすめです。深爪になっている方は、ある程度爪を伸ばしてから適切な形に整えましょう。
年齢
年を重ねるにつれて、爪は乾燥して外部からの刺激にもろくなり、次第に分厚くなりやすいといわれています。肥厚爪は、70代以降の年代に多く見られやすい症状です。
爪外傷
爪の上に物を落としてしまった場合、爪の根元部分に強い衝撃があると、爪の成長が異常により分厚くなってしまったり、肥厚爪になってしまうことがあります。肥厚爪以外にも、爪の変色や変形の原因となりますので爪に過度な負担がかからないように注意してください。
爪のケア不足
爪に汚れがたまっていたり、乾燥したりなど、ネイルケアが足りていないと肥厚爪などの爪トラブルが生じやすいです。このような爪トラブルを防ぐためには、入浴時に爪をしっかり洗って清潔に保ち、保湿なども入念に行いましょうね。
肥厚爪の治し方は?
肥厚爪の症状が軽度の場合、多少の厚みがあるくらいなら、セルフケアで対処できます。それはやすりを使用して余分な爪を削り、厚みを減らすことです。
それでは、セルフケアでの簡単な方法としてやすりを利用した方法をお伝えします。
- 入浴時に皮膚と爪の隙間に蓄積した汚れ、角質をきれいにする
- やすりを使用して一つずつ丁寧に爪を削っていく
- 爪と皮膚の間に詰まっている角質を除去する
- 残った爪の形を爪切りなどで整えてください
肥厚爪の状態によって病院で治療を受けましょう
肥厚爪は、セルフケアを怠っているとどんどん分厚くなり、自分では削れないほどになってしまいます。セルフケアが難しいほどに分厚くなってしまった場合は、皮膚科や形成外科、フットケア外来などの医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。
医療機関では、専用のマシンを使用して爪を適切に削ったり、爪への物理的な圧迫を防いだりします。症状が進んでいる場合は、爪甲除去手術を行うケースもあります。爪甲除去手術は、爪を根元から抜いて、新たに生える爪が正常に伸びるようサポートする治療法です。
爪が分厚くなっている場合、肥厚爪以外の爪トラブルが原因となっている可能性もあります。ここからは、肥厚爪以外に考えられる爪トラブルをご紹介します。
爪水虫(爪白癬)
爪水虫(爪白癬)とは、白癬というカビが爪に感染した状態のことです。中高年の男性に多く、爪が白っぽく濁って見えたり、分厚くなったりします。爪水虫になると爪がもろくなり、少しの刺激で爪が割れたり細菌感染したりしやすくなります。爪水虫になった場合、殺菌作用が期待できる外用薬や内服薬を使用した治療が行われるケースが多いです。爪水虫が疑われる場合は、進行する前に早めに医療機関を受診しましょう。
巻き爪の場合
巻き爪とは、爪が変形して内側に巻き込んだ状態のことです。巻き爪になる原因をお伝えします。
- 先天的な骨格の影響
- 扁平足、外反母趾などの影響
- 爪が乾燥している
- 歩き方に問題がある
- 歩く量が少ない
- 不適切な靴の履き方をしている
- 足に合わない靴を履いている
- 間違った爪切りをしている
巻き爪原因の多くって肥厚爪とかなり共通することがわかります。
巻き爪になっている方はつまり、肥厚爪にもなりやすいということです。
なので、巻き爪を防ぐためには、靴の履き方や歩き方など普段からの生活習慣を一から見直す必要があります。
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